
家庭ごとのライフプランを作ると良いって雑誌とかで見かけるけど、大変そう……

ライフプランを作ろうとしても、先のことなんてわからない!
と悩んでいるあなたにライフプランの作り方を紹介しています!
ご家庭ごとでライフプランを作成すると、お金が必要になるタイミングがわかりやすくなります。
「子供が大学生になる〇年後までに400万貯金したい」
「10年後は家のリフォームと自動車購入が同時に来るから大変……」
上記のように、いつどんな理由でお金が必要になるのかわかりますよ。

貯金の目的がハッキリするので、節約のモチベーションにもつながります
何よりもライフプランを作成すると、いつまでにいくら貯めればよいかわかるので、お金に対する漠然とした不安を減らせます。

お金の貯め方と使い方が上手になりますよ!
本記事では、ライフプランの作り方を紹介していきます。
本記事を読んでライフプランを作った方が、「今よりもお金の使い方に自信を持てるようになった」と感じてもらえたら嬉しいです。
- 【この記事がおすすめの方】
- ・ライフプランを作成中の方
- ・ライフプランを作成するメリットを知りたい
- ・家計管理に漠然と不安を感じている方
- ・将来のためにいくら貯金すればいいかわからない方
家計管理のためにライフプラン表を作るメリット
まずは家計管理のために、ライフプラン表を作るメリットを紹介していきます。
- 家計のキャッシュフローや必要貯金額がわかる
- 住宅購入の時期を決めやすくなる
- 保険の見直し時期がわかりやすくなる
- お金に関する将来の不安を減らせる
- 家族でお金のことを話すきっかけになる
- 節約意識が高まる
それぞれ詳しく解説していきますね。
家計のキャッシュフローや必要貯金額がわかる
ライフプランを作成すると、家計のキャッシュフローや必要貯金額がわかります。
ライフプラン表では家族の年齢や子供の学年、自動車購入のタイミングなども記載します。
- 子供の入学・卒業タイミング
- 住宅のリフォーム時期
- 自動車購入のタイミング
ライフプランを作成すると、上記のようにお金がドカッと出ていくタイミングを視覚的に把握できちゃいます。
住宅購入の時期を決めやすくなる
ライフプラン表を作成すると、住宅購入など大きな出費の時期を決めるときにも役立ちます。
- 子供の成長や仕事の状況に合わせたタイミング
- 頭金が十分に貯まったタイミング
住宅購入を検討する時期は上記のタイミングが多いかと思います。
ライフプランを作成すると、子供の小学校入学時期がひとめでわかります。
毎年の貯金目標や結果もライフプラン表に記載していれば、「子供が小学校に入学するときに住宅購入の頭金はいくら貯まっているか」なんて情報も把握可能です。
逆に、「子供が小学校入学までに住宅購入の頭金を貯めるには毎年いくら貯金をすればいいか?」といった計画もライフプラン表があると立てやすくなります。
保険の見直し時期がわかりやすくなる
ライフプラン表は家族の年齢や資産状況をわかりやすくまとめたものです。
ライフプラン表があると家族の状況や資産状況の変化もわかるので、保険の見直しタイミングも見逃しにくくなります。
- 子供が生まれたタイミング
- 子供が成長(自立)したタイミング
- 住宅を購入したタイミング
このような保険の見直しタイミングを逃さなくなれば、常に必要で無駄のない保険に加入できます。

保険が足りなくて困ったり、無駄な保険料を払いすぎたりといったことがなくなります!
お金に関する将来の不安を減らせる
ライフプラン表があると、お金に関する将来の不安を減らせます。

毎日の生活でいっぱいいっぱいで、将来のことなんて想像できない
このように考えている方も多いですよね。
特に小さい子供を育児中の方は毎日がバタバタではないでしょうか。
ライフプラン表があれば、将来の見通しが立てやすくなるので、お金に関する不安も減らせます。

子供の教育費貯めなきゃ……
ライフプラン作成前は漠然と感じていた上記の不安も、ライフプランを作成することで

子供が大学入学する〇年後までに受験費用と入学金、初年度の授業料を用意しよう!
と具体的な計画を立てることが可能です。
具体的な計画を立てて、計画に沿って貯金をしておけば将来の不安を減らせます。
将来のお金に関する不安を減らすと、結果的に今、お金を使うことに対する罪悪感も減らせます。
今しかない家族の貴重な時間に自信を持ってお金を使えるようになりますよ。
家族でお金のことを話すきっかけになる
ライフプラン表を作ると、将来必要なお金に関する情報を視覚的に確認できます。
普段は何となく避けがちになってしまうお金に関する話題も、家族でしやすくなりますよ。

お金の話をすると、夫の機嫌が悪くなる

家族が節約に協力してくれない
上記のようにお悩みの方は、ライフプラン表を作成しお金に関する悩みや話し合わないといけない内容を明確化してからご主人に相談をしてみてください。
- 議論すべき内容や問題点がはっきりとする
- 情報共有をしやすい
上記の理由で、夫婦でお金の話をしても険悪な雰囲気になりにくくおすすめです。
節約意識が高まる
ライフプラン表を作成すると、将来のための貯金目標がはっきりとわかります。
将来の計画や目標が出来たことにより、現在の節約意識も高まります。
例えばダイエットの例で考えてみましょう。

痩せなきゃな~
このように漠然と痩せたいと思っている状態よりも、

今度の夏に海行くから2キロ痩せたい!

子供が5歳になったらハワイ旅行に行くから、スタイルを維持したい!
上記のように目標がハッキリしている方が、ダイエットの意識が高まりますよね。
運動を始めたり、食生活を見直したりと具体的な行動に移るのは、後半のように具体的な目標が決まっているケースが多いでしょう。
お金に関しても同じです。
- いつまでに
- 何のために
- いくら貯める
上記3つがハッキリと決まっていればいるほど、節約意識が高まりお金が貯まりやすくなります。
ライフプラン表を作れば、貯金目標がはっきり定まって、日々の生活の中での節約意識も上がります。
貯金の目的をはっきりさせる方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
ライフプラン表の作り方【エクセル・スプレッドシート】
続いて、ライフプラン表の作り方を紹介していきます。
エクセルやGoogleのスプレッドシートを活用して作るのがおすすめです。
ライフプラン表の作成は以下の5STEPでできちゃいます。
- 家族の年齢・西暦を記入
- ライフイベントを記入
- 収入情報を記入
- 支出情報を記入
- 貯金残高を記入
家族の年齢・西暦を記入
家族の年齢や西暦を記入していきましょう。
家族の年齢やライフイベントを見通さないと、貯金計画が立てられません。
縦軸でも横軸でも良いですが、私は横軸が年齢、縦軸が家族それぞれで作成をしています。
ライフイベントを記入
家族の年齢、対応する西暦が記入できたらライフイベントを記入していきましょう。
- 入学・卒業
- 住宅購入、リフォーム
- 車購入
- 保険の満期

どんな項目をライフイベントに加えればいいの?

ライフイベントとして記入する目安は以下の通り
- イベントにより、お金が数十万単位で動く
- 毎年必ずある出来事ではなく、突発のイベント
細かくライフイベントを記入できるのに越したことはありません。
しかし、ライフイベントを完璧にしようとしてライフプランニング表がいつまでも完成しないのは本末転倒です。
ライフプランニング表は一度作成して終了ではなく、計画が変わる、具体的になるたびに更新していきましょう。

とりあえず現時点でわかるイベントを追加するだけでもOKです
収入情報を記入
ライフイベントの記入が終わったら、収入と支出に関する情報を記入していきましょう。
収入はご主人と奥様の収入、臨時収入を記載する項目があると分析しやすくなります。
またライフプランニング表に入力する収入は可処分所得(手取り収入)です。
手取り年収の出し方は以下の2通りがあります。
- 家計簿を確認して前年度の手取り年収を計算する
- 源泉徴収票を使って計算する
源泉徴収票を使った計算は少しだけややこしいので、詳しく解説します。
源泉徴収票を使って手取り年収を計算する方法
手取り年収は以下の計算式でも確認できます。
①額面の年収ー(②所得税+③社会保険料+④住民税)
①の額面年収は源泉徴収票の支払金額です。
②の所得税は源泉徴収票の源泉徴収税額を確認してください。
③の社会保険料は、源泉徴収票の社会保険料等の金額を確認します。
④の住民税だけは、源泉徴収票に記載されていません。
住民税は毎月均等に給与から天引きされています。
なので、給与明細を確認して天引きされている住民税×12をすれば、1年間で支払った住民税の合計がわかります。
支出情報を記入
支出情報の入力をしましょう。
私の場合は支出情報を以下の5つに分けています。
- 基本生活費
- 住居費
- 教育費
- 保険料
- 臨時出費
基本生活費は家計簿を見て、前年度のものを参考値として入力しました。
基本生活費は毎年少しずつ上がっていくと考えておきましょう。

特に子育て世帯では子供の食べる量が増えたり、どんどんお金がかかります
なので、変動率を2%に設定し、来年度以降は前年度の基本生活費に変動率をかけて算出しています。
住居費と保険料は支払い分をそのまま記入してください。
教育費は習い事、学習塾代などもいれるのが一般的です。
しかし我が家は子供が4歳、1歳とまだ小さく、受験期にどれくらい学習塾に通わせるかといった見通しが立っていません。
学費や入学費用などの大きな出費だけメモしました。

今後、習い事や学習塾など教育費が毎月かかるようになったら、修正したいです!
学習塾代を考慮していない分、基本生活費の変動率を2%と高めに設定しています。
臨時出費は名前の通り、特定のタイミングごとにかかるお金です。
- 車の購入費
- 住宅のリフォーム・メンテナンス代
上記を記入しています。
貯金残高を記入
前年度の貯金残高を記入しましょう。
来年度以降の貯金残高は前年度の貯金残高±年間収支で計算していきます。
以上でライフプラン表の作成は終わりです!
作ったライフプラン表に無理がないか最終確認
ライフプラン表は作っただけで満足するのではなく、きちんと分析してみましょう。
- 貯金残高がマイナスになってしまうときはないか
- 年間収支がマイナスになる時期はいつか
ライフプラン表が完成したら、とりあえず上記2点を確認してみてください!
貯金残高がマイナスになってしまうときはないか
作ったライフプラン表の中で、貯金残高がマイナスになってしまう時期がある方は要注意です。
貯金残高がマイナス=ローンを組まなければいけない、ということです。
ローンを組むと金利を支払わなければならず、余計な出費が増えてしまいます。
せっかく家計の見通しを立てるためにライフプラン表を作ったのなら、ローンではなく積立貯金で大きな出費に備えられるようにしていきましょう。
年間収支がマイナスになる時期はいつか
年間収支がマイナスになってしまう時期も確認しておきましょう。
年間収支がマイナスでも、貯金残高がプラスであればそれほど問題ではありません。
- 子供が高校~大学生の時期
- 車の購入、住宅購入など臨時出費が増える時期
このような時期は、年間収支がマイナスになりやすいです。

我が家のライフプランでも子供が大学生の時期は毎年、収支はマイナスです
年間収支がマイナスになる時期を把握しておくと、「この時期は貯金できなくても仕方ない」と割り切ることができます。
ただし年間収支がマイナスになる原因は突き止めておきましょう。
大きな出費がないのに、年間収支がマイナスになっているのであれば家計を見直しもご検討ください。
ライフプラン表を作るときのポイント
ライフプラン表を作るときに意識しておくと良いポイントをまとめました。
- 作ったライフプラン表は家族で共有する
- ライフプラン表は定期的に見直しをする
- 最初から完成を目指さない
それぞれ解説していきますね。
作ったライフプラン表は家族で共有する
作ったライフプラン表はご家族で共有してみてください。
ライフプラン表を作成すると、家族みんなのライフイベントやご家庭の資産状況がひとめでわかります。

子供の教育費のために貯金しなきゃ!みんなも頑張って!
具体的な情報や計画なしに、上記のように家族に貯金を促しても、家族の協力が思うように得られないなんてことがあるかもしれません。
しかしライフプラン表を作成し、家族と協力すれば

上の子が大学入学するまで、後15年。
初年度学費と受験費用200万円は最低限確保しよう!
と具体的な貯金目標を立てられます。
ご家族みんなで納得した貯金や節約計画が立てられるので、結果として節約のストレスが少なくなります。
ライフプラン表は定期的に見直しをする
ライフプラン表は一度作ったらおしまい、ではなく定期的に見直しをしてください。
- 自動車や住宅の購入時期が計画とずれた
- ご主人が転職して年収が当初の計画と変わった
上記のようにライフプラン表の計算結果と異なる状況になったら、その都度修正をしていきましょう。
基本生活費や教育費なども、直近の数字を反映した方が、より具体的なライフプラン表に仕上がります。

修正がしやすいように、ライフプラン表はエクセルやスプレッドシートなどで作成するのがおすすめです
最初から完成を目指さない
ライフプラン表を作成するときは、最初から完璧な状態を目指さないようにしましょう。

基本生活費って言われても、家計簿つけたことないからわからない……

家族のライフイベントって言われても想像できないよ……
ライフプラン表を作成しようとしたけれど、そもそも入力内容や具体的な数字がわからずスカスカのライフプラン表になってしまうこともあるかもしれません。
スカスカなライフプラン表でも、作成しないよりはずっとマシです。

ライフプラン表を埋められないくらい、どんぶり勘定で生活していたんだな

まずはライフプラン表を埋められるようになろう
上記のように家計管理の意識を高められただけでも、ライフプラン表作成の効果があったとも言えます。
私がご家庭の資産状況やお金に関する悩みをヒアリングしながら行います。
家計管理についてあまり考えてこなかった方でも、一緒にライフプラン表が作成できるような質問をしていくので、よろしければご利用ください。
10年間のライフプラン表を作るのもおすすめ
長期的なライフプラン表とは別に、我が家では10年間のライフプラン表も作成しています。
- 子供の教育費や住宅リフォームなど中長期計画を立てるとき
- 10年間の短期目標や細かくて具体的な目標を立てるとき
ざっくりとですが、上記のようにそれぞれのライフプラン表を使い分けています。
家電の購入や旅行にかかる費用も記載
10年間のライフプラン表では、家電の購入や旅行にかかる費用も細かくメモしています。
- 子供が小学生になったタイミングでエアコンをもう1台購入(20万)
- 下の子供が2歳になる前に家族でグアム旅行(60万)
もちろん長期のライフプラン表に上記のような細かい出費を書き込むのもアリです。
ただ家族旅行や家電購入の時期はずれることもあるので、私は別に10年ライフプランを作成しています。
10年ライフプラン表はワクワクするために作る
- 中長期のライフプランは家計の流れを把握するため
- 10年ライフプランはワクワクするため
私は上記のようにライフプランごとに目的を分けて作っています。

ワクワクするライフプラン表って何?

言い換えれば、仕事や節約のモチベーション維持+自信をもってお金を使うためのライフプラン表です!
中長期のライフプラン表を作っていると、使えるお金に限りがあるのが明確になって

こんなに貯金しないといけないのか……

毎日、頑張って働いても贅沢は無理か……
こんな風にどよんとした気持ちになってしまうときも多いです。
しかし本来であれば、子供の成長や車や住宅購入などお金を使うときってワクワクして嬉しいはずですよね。
お金を使うときのワクワクした気持ちを思い出すために、10年ライフプランではポジティブな内容を書いています。
「グアム旅行の予定があるから、今日も貯金を頑張ろう!」
「10年後は子供も大きいし、今よりは仕事や趣味の時間が作れるかな~」
10年ライフプラン表を見ると、上記のように今の生活のモチベーションが上がります!
節約って辛い、お金のことなんて考えたくないという方ほど、10年ライフプラン表を作って今や将来を楽しむ気持ちを持ってほしいな、と思っています。
【まとめ】ライフプラン表を作ってお金の不安を取り除こう
ライフプラン表を作るメリットはたくさんあります。
- 家計のキャッシュフローや必要貯金額がわかる
- 住宅購入の時期を決めやすくなる
- 保険の見直し時期がわかりやすくなる
- お金に関する将来の不安を減らせる
- 家族でお金のことを話すきっかけになる
- 節約意識が高まる
ライフプラン表は修正・加筆がしやすいようにエクセルやGoogleスプレッドシートで作成するのがおすすめです。
ライフプランは作っておしまいではなく、今の家計管理を続けて問題がないかも確認しておきましょう。
そして作ったライフプランは定期的に見直しをして加筆修正をしていくのも重要です。
ライフプラン表を作成して、今も将来も上手にお金を使っていきましょう!
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