
毎月の給料から貯金なんて無理……

それどころかやりくり下手で、毎月の生活費が赤字
と悩んでいるあなたに毎月の生活費やりくり方法を解説していきます!
「節約しなきゃ!」と思っていても、毎月の生活費のやりくりでいっぱいいっぱいで赤字になってしまう月もある、なんて方も多いのではないでしょうか。
毎月の生活費のやりくりも、ご家庭でルールさえ決めてしまえば簡単に手間をかけずに行うことができますよ.
本記事では4人家族の家計を管理している私が行っている生活費のやりくり方法を解説していきます。
本記事を読めば、毎月黒字家計を目指すことも、給料日前にお金がなくなって慌てることもなくなります!
- 【この記事がおすすめの方】
- ・毎月、給料日前にお金がなくなってしまう方
- ・生活費だけでは赤字でボーナスで補填をしている方
- ・生活費のやりくり方法を知りたい方
4人家族の生活費を公開
まずは4人家族の我が家の生活費を公開しますね。
- 【我が家の状況】
- 夫:会社員
- 私:在宅ワーカー
- 娘:4歳年中(幼稚園)
- 息子:1歳半
- ・建売戸建てに住んでます
- ・自家用車を1台所有
- ・保険料は年払いでボーナスから用意
2020年5月から8月までの4ヶ月の生活費の平均金額を紹介いたします。
費目 | 金額 |
---|---|
住宅ローン | 95,453円 |
電気代 | 4,164円 |
ガス代 | 6,759円 |
水道代 | 3,978円 |
夫小遣い | 19,000円 |
私小遣い | 10,000円 |
通信費 | 16,229円 |
食費 | 31,236円 |
日用品費 | 3,525円 |
ベビー消耗品 | 8,757円 |
ガソリン代 | 6,506円 |
先取り貯金 | 30,000円 |
外食費 | 3,105円 |
雑貨代 | 7,059円 |
ベビー用品代 | 3,272円 |
積立費用 | 17,250円 |
合計 | 266,293円 |
積立費用とは先取り貯金とは別に、
- へそくり10,000円
- 投資信託用積立4,000円
- 衣服代積立3,000円
を出来る範囲で毎月積み立てています!
私が家計管理をしているので、へそくりはいらないんじゃ?と思っていましたが、娘が生まれて夫と大喧嘩したときに

家計から出すんじゃ、娘と家出もできない……
次、喧嘩してムシャクシャしたときにぱーっと使えるお金貯めとこ!
と思ってから貯めています。(その後、家出もせず夫とは普通に仲直りしました)
4人家族の生活費の平均データ
続いて4人家族の生活費の平均データを紹介します。
総務省統計局が発表している家計調査によると、4人家族の生活費の平均データは以下の通りです。
費目 | 金額 |
---|---|
食費 | 約78,000円 |
水道光熱費 | 約20,000円 |
家具・家事用品 | 約12,000円 |
衣類代 | 約15,000円 |
保健医療費 | 約12,000円 |
交通費・通信費 | 約24,000円 |
自動車維持費 | 約19,000円 |
教育費 | 約34,000円 |
趣味・娯楽費 | 約24,000円 |
交際費 | 約12,000円 |
生命保険料 | 約30,000円 |
その他雑費 | 約50,000円 |
合計 | 約330,000円 |
参照元:総務省統計局

全体的に、高い……

世帯主の年齢や子供の年齢関係なく、全ての4人家族の平均金額だからね……
子供の年齢が上がれば食費や教育費などの支出が増えます。
同時に、世帯主の年齢も上がるので収入も増えることが予想できます。
平均値はあくまでもデータとして参考程度にとどめるのが良さそうです。
4人家族の支出割合
家族の年齢や世帯年収、住宅事情によって、支出金額は大きく変わるので支出のバランスを分析するときは支出割合を使うのがおすすめです。
4人家族の理想の支出割合は以下の通りです。
費目 | 割合 |
---|---|
住居費 | 25% |
食費・日用品 | 15% |
通信・光熱費 | 5% |
保険 | 5~6% |
子供費用 | 8~15% |
夫婦の小遣い | 8~15% |
レジャー・交際費 | 3~4% |
貯金 | 10~20% |
ご家庭の家計と比較して、極端にバランスが異なる場合は家計の見直しをした方が良いかもしれません。
生活費が足りない!と嘆く方向けにやりくり方法を紹介

生活費が足りない

給料日前は毎月カツカツ
このようにお悩みの方に向けて、我が家の生活費やりくり方法を紹介しますね!
- 10日:給料日に口座から必要分おろす
- 家計簿に固定費を記入し変動費の予算を計算する
- 変動費を週数で割り1週間の予算を決める
- レジャー費の予算も決める
- 日曜日に家計簿をつけて予算との差異を確認
- 25日以降:クレジットカードの使用状況を確認・入金
- 9日:家計簿の月次合計と口座残高の合計を記入

我が家も上記流れで家計管理をするようになってから、余裕を持った家計管理ができるようなりました
10日:給料日に口座から必要分おろす
夫の勤務先の給料日が10日なので、10日に口座から必要分をおろします。
光熱費+ガソリン代+通信費で毎月5万円を予算にしているので、手取り額(住宅ローンは別口座に天引き)-5万円分を夫におろしてきてもらいます。
家計簿に固定費を記入し変動費の予算を計算する
家計簿に固定費を記入して変動費の予算を設定します。
項目 | 金額 |
---|---|
給料 | その月の手取り額を記入 |
住宅ローン | 約10万円 |
光熱費+ガソリン+通信費 | 5万円 |
夫小遣い | 手取りの1割 |
私小遣い | 1万円 |
貯金 | 3万円 |
具体的には上記を記入して、手取り額ー固定費を計算。
手取り額ー固定費(貯金含む)が変動費です。

変動費で食費や日用品、子供に関するお金などをやりくりします!
変動費を週数で割り1週間の予算を決める
変動費を週数で割り1週間の予算を決めます。
我が家では週末に食品や日用品のまとめ買いをすることが多いです。
なので、月曜始まりで週数をカウントして次の給料日まで何週あるか数えます。

ちょっとわかりにくいので、カレンダーで解説します!
上記のように、2020年9月10日~10月9日までなら5週間あると考えます。
なので変動費÷5で1週間の予算を決めます。

大体我が家の1週間の予算は1万円前後です!
変動費は食費や日用品など本当に生活に必要なお金にあてています。
外食代やちょっとした雑貨を買うお金はレジャー費で管理しています。
レジャー費の予算も決める
先ほども解説したように、我が家では変動費は生活に必要不可欠なものを買うお金にしています。
ただ必要最低限のものしか買わない生活をしていると心が荒むので、毎月3万円をレジャー費として確保しています。
- 外食代
- 本・おもちゃ代
- 衣服費
- お出かけで使うお金
レジャー費は上記のように使う場合が多いです。
レジャー費は毎月3万円で固定なので、家計簿の開始日(10日)に1ヶ月の予定を確認して使い道を決めます。

今月は運動会があるから、当日の夕飯は外食にしよう

敬老の日に買うお菓子は送料込みで6,000円くらいかな
こんな風にお金を使うイベントといくら使うのかを計画します。
運動会の日の外食 | 5,000円 |
敬老の日のプレゼント | 6,000円 |
合計 | 11,000円 |
9月の例なら、イベントで11,000円使うので残りは19,000円です。
残った分は19,000円÷5=3,800円と変動費のように週数で割って、ちょこちょこ使っています。
- 子供と公園に行った帰りにコンビニでお菓子を買う
- 欲しかった雑誌を1冊買う
- 家族みんなでサーティーワンのアイスを食べる
上記のように、毎日をちょっと楽しくするために使っています。

1ヶ月分のレジャー費を節約して鎌倉などに日帰り旅行をするときもあります
日曜日に家計簿をつけて予算との差異を確認
買い物をするときには設定した予算を意識して買い物をします。
ただ、「何が何でも予算内で済ませる!」と考えると辛いので、予算を意識しつつオーバーしたら翌週以降で調整すると考えるくらいでもいいと思います。

特に子育て家庭は食費もかかるし、変動費の節約は無理がありますよね
我が家は週末に食品や日用品の買い物をまとめて行うので、家計簿は日曜日に1週間分をまとめてつけるだけです。
例えば、変動費の予算が1万円で実際に使ったお金が9,000円であれば差額は+1,000円です。
予算と大きなズレがないかを確認するだけでも大丈夫です!
特に家計簿をつけ始めた方、家計の予算設定を始めたばかりの方は予算とずれてしまうことって結構あります。

私も最初のころは、予算とずれるたびにヒヤヒヤしていました……
そのうち自然と予算を意識して買い物ができるようになりますし、予算も過不足なく家計に合ったものを設定できるようになりますよ。
まずは続けてみて、生活費をやりくりする流れを覚えていきましょう。
25日以降:クレジットカードの使用状況を確認・入金
メインで使用しているクレジットカードの締め日が25日なので、25日を過ぎたらクレジットカードの使用明細を確認・入金しています。
我が家ではクレジットカード引き落とし口座には以下のお金を預けています。
- 生活防衛資金(50万)
- 1年以内に支払う固定費(特別費)
- クレジットカード引き落とし分
万が一、クレジットカードで使用した分の入金が遅れても生活防衛資金でカバーできるようにしています。
クレジットカード引き落とし口座はメガバンクで金利も低く、最低限しか預けたくないので毎月下記のようなメモ書きを家計簿にして入金額を管理しています。
9日:家計簿の月次合計と口座残高の合計を記入
給料日前日、我が家では9日に家計簿の締めをします。
締めで行う作業は以下の2つです。
- 項目別の月次合計を出す
- 各口座の残高確認
アナログ式の家計簿やノートにちまちま書く行為が大好きなので、家計簿は手書きです。
月次合計表も自作しているので、項目を埋めていくだけです。
毎月貯金が出来ているか確認して達成感を得たいので、貯金の残高確認もしています。
逆に言うと家計簿の締め日以外は、口座の管理も家計簿の詳しい集計もしていません!
毎月行っている作業なので、家計簿の締め作業自体も30分かからずに終わります。
- 日曜日に家計簿をつける
- 締め日に月次合計と口座残高をまとめる
これだけで毎月貯金が出来ていますし。家計管理の不安がなくなりました。

管理方法を最初に決めてしまうのがコツです!
毎月の生活費を節約するテクニック
最後に毎月の生活費を節約するコツを紹介します。
- 固定費から削減する
- お金をかけたい部分を見極める
- 節約でストレスを感じすぎない
- 家族でお金の価値観を共有する
- 貯金するなら先取り貯金をする
ご家庭で試せそうなものから試してみてください!
固定費から削減する
生活費を節約するときは固定費から削減していきましょう。
固定費の節約は一度行うだけで、節約効果がずっと続きます。
- 電気の契約アンペアを下げる
- 電力会社やガス会社の乗り換え
- 格安SIMに乗り換える
固定費を節約してすぐは生活の中で不便を感じるかもしれませんが、次第に不便さにも慣れていきます。
家計でできる固定費の節約方法は以下の記事でまとめています。
お金をかけたい部分を見極める
各ご家庭で節約できるポイントは違ってきます。
生活で重視する要素や価値観が異なるからです。
例えば、インテリアが好きでお気に入りのものに囲まれた暮らしを楽しんでいる方は雑貨代や家賃よりも食費などを節約した方がいいでしょう。
逆に夫婦で晩酌や料理を楽しんでいる場合は、外食代を節約して食費にお金を使うのもおすすめです。
このように、「自分や家族はどんな暮らしがしたいのか」「将来はどんな暮らしがしたいのか」「何にお金を使いたいのか(逆にこだわりが少ない部分はどこ?)」と考えてから節約をしていきましょう。

メリハリをつけてお金を使えるといいですね
将来の生活やお金に関する価値観を家族で共有したいときは、ライフプラン表を作成してみるのもおすすめです。
ライフプラン表の作成方法は以下の記事で詳しくまとめています!
節約でストレスを感じすぎない
節約でストレスを感じすぎないようにしましょう。
節約もダイエットと同じで、過度にストレスを感じながら行うとリバウンドしてしまいます。
「食費は節約しているのにたまに我慢できず、コンビニスイーツを買ってしまう」
「たまに家族で買い物やレジャーに行くと散財してしまう」
上記の方は注意が必要かもしれません。
節約も大切ですが、やり過ぎるのではなく無理のない範囲で行いましょう。
「何のためにお金を貯めるのか」をハッキリとさせて節約の目的意識を高めるのもおすすめです。
貯金の目的を決める方法は以下の記事で紹介しています!
家族でお金の価値観を共有する

家族が節約に協力してくれない

家族でお金の価値観を共有してみましょう
節約に対して家族と温度差を感じて辛いときは、家族にお金の話をしてみましょう。

夫とお金の話をすると、雰囲気が悪くなるし気まずい……

お金や節約に関するネガティブなイメージをなくしましょう
お金の話をするときに「お金がない」「節約しなきゃ」とネガティブな話題からスタートしていませんか?
お金の話や相談をするときは「家族でどんなことにお金を使いたい?」「将来、どんな風に生活したい?」とポジティブな話題から始めると、良い雰囲気で話を進められますよ。
子供の教育費の貯金をしたいなど、どうしても節約についての話題をしたいときはライフプラン表などの客観的な資料も見ながら話をすると感情的になりにくいです。
貯金するなら先取り貯金をする

生活費の一部を貯金に回したい

毎月、少しずつ貯金したい

先取り貯金がおすすめです!
余った生活費を貯金する方法だと、毎月コンスタントに貯められないので先取り貯金がおすすめです。
給料日に先取り貯金をすれば、毎月決まった金額だけ貯金ができます。

我が家でも毎月3万円は貯金に回しています
子供がいるご家庭なら、毎月手取りの1割から2割貯金するのを目指してみてください。
毎月の先取り貯金3万 | 36万 |
ボーナス貯金 | 46万 |
児童手当 | 18万 |
上記を貯金して我が家も毎年何とか年間100万円貯金ができています。
【まとめ】毎月の生活費を黒字にしよう!
家計管理は企業経営とは異なり、基本的には赤字が続くことも借金をしてしまうことも許されません。
特に毎月の生活費が赤字になっているご家庭は、家計管理を見直して黒字体質に変えていく必要があります。
我が家の生活費やりくり方法は以下の通り。
- 10日:給料日に口座から必要分おろす
- 家計簿に固定費を記入し変動費の予算を計算する
- 変動費を週数で割り1週間の予算を決める
- レジャー費の予算も決める
- 日曜日に家計簿をつけて予算との差異を確認
- 25日以降:クレジットカードの使用状況を確認・入金
- 9日:家計簿の月次合計と口座残高の合計を記入
上記のように少ない手間で、わかりやすく予算内で家計を管理しています。
目先の節約テクニックだけにとらわれず、貯めやすく管理しやすい家計管理の仕組みづくりをしていきましょう!
- ▼今より電気代を下げたい方必見▼
- ・電気の乗り換え・解約方法5STEP!電力会社の変更時に気になる質問も解説
- ・【電気代比較サイト】エネチェンジの評判は?怪しいの?電気代を安くしたい方におすすめ
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