結論から言うと、Webライターになるのに資格は必要ありません。
Webライターは医者や弁護士など有資格者しか仕事に就けないわけではないからです。
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また、Webライティングに直接関係のない資格でも、Webライターの仕事に活かせる資格もあります。
本記事では、Webライターは資格があると有利なのか、Webライティング関連の資格を紹介していきます。
- Webライターになるのに資格はいるのか
- Webライティング関連の資格
- Webライターが取得しておいた方が良い資格
【結論】Webライターになるのに資格は必要ない
結論から言うと、Webライターになるのに資格は必要ありません。
Webライターは、弁護士や医者など国家資格が必要な仕事とは違い、誰でもなれます、
そういった意味で考えると、Webライターになるのに資格は必要ないといえるでしょう。
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Webライターの資格5つ
先ほど、Webライターになるのに資格は必要ないと解説しましたが、Webライティングの知識を証明できる資格はいくつかあります。
Webライティングをこれから勉強するのであれば、資格取得を目指せば知識を身につけつつ客観的にWebライティングの知識を証明できるようになります。
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- Webライティング能力検定
- WEBライティング技能検定
- Webリテラシー試験
- ビジネス著作権検定
それぞれの資格について詳しく解説していきます。
Webライティング能力検定
一般社団法人日本WEBライティング協会が実施している資格試験です。
1~3級が用意されていますが、問題は1種類であり点数によって自分の級数を測定してもらえます。
資格試験は以下の6分野から出題され、点数によって級数が決定する仕組みです。
- 国語
- Webライティング基礎
- コピーライティング、メールライティング
- SEO
- 法律、倫理、炎上対策
- ミニ論文
資格取得者は、一般社団法人日本WEBライティング協会から仕事を優先して紹介してもらえる制度もあるようです。
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資格名 | Webライティング能力検定 |
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運営団体 | 一般社団法人日本WEBライティング協会 |
級数 | 1~3級 |
受験料 | 13,500円 |
受験日 | 年4回(3月、5月、8月、11月) |
WEBライティング技能検定
WEBライティング技能検定は、一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会が実施している資格試験です。
なお、WEBライティング講座は、月々3,300円×9回(+初回3,560円)の受講料で以下の教材が届きます。
- テキスト(基礎+実践)
- 問題集(基礎+実践)
- 付録資料(クラウドソーシング案件の手引き)
- 付録資料(ISV練習法)
- オンライン試験システム通知書
- スタートアップガイド
- 特典教材タイピング教本(タイピングソフト付き)
教材のボリュームが多くいちから丁寧に学べるので、パソコン等の操作に不安がある人にも向いています。
また、WEBライティング技能検定に合格した人は、WEBライティング実務士として一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会から認定カードを受け取れます。
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資格名 | 一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会 |
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運営団体 | WEBライティング技能検定 |
級数 | なし |
受験料 | 6,000円 |
受験日 | 月1回 |
Webリテラシー試験
Webリテラシー試験とは、Webに関する標準的な知識を問われる資格試験です。
Webに関する職種は、ライターやデザイナー、コンサルタントやエンジニアなど様々な種類があります。
それぞれの職種ごとに役割が異なり、必要とされるスキルも異なります。
Webサイトやコンテンツ制作時には複数職での協力が必要不可欠ですが、役割や知識の違いによりコミュニケーションエラーが起きるかもしれません。
コミュニケーションエラーを回避するための基本的な知識を有していると証明するための資格がWebリテラシー試験です。
資格名 | Webリテラシー試験 |
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運営団体 | 社団法人 全日本能率連盟 |
級数 | なし |
受験料 | 10,000円(税別) |
受験日 | 毎日 |
ビジネス著作権検定
Webライターが守るべき法律のひとつが著作権であり、ビジネス著作権検定とは著作権に関する知識を持っていると証明できる資格です。
結果として、Webライターは信用を失いますし、記事掲載先のサイトは検索エンジンからの評価が下がってしまいます。
このような事態を避けるためにも、ビジネス著作権検定で著作権に関する知識や著作権の守り方を勉強しておくと安心です。
資格名 | ビジネス著作権検定 |
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運営団体 | 株式会社サーティファイ |
級数 | BASIC、初級、上級 |
受験料 | 初級:5,100円 上級:8,000円 |
受験日 | 年3回(2月・6月・11月) |
Webライターには専門性を高める資格がおすすめ
本記事の冒頭でWebライターになるのに資格は必要ないと書きました。
しかし、ライティングスキルを証明する資格ではなく、執筆ジャンルに関する知識を証明できる資格であれば取得するメリットは大きいです。
例えば、金融であればFP、不動産であれば宅建など有資格者を優先して採用するクライアントもいます。
私も、家計管理やお金の勉強のために取得したFP2級のおかげで、金融系の記事執筆を任される機会が増えました。
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執筆ジャンルの専門性を高めるのにおすすめの資格
先ほど解説したように、執筆ジャンルによっては資格を持っている方が有利な場合もあります。
クライアントが有資格者を求めている場合もありますし、執筆ジャンルの資格を持っていて知識を身につけていた方が質の高い記事を書ける場合もあるからです。
個人的には、Webライティング系の資格よりも役立つと思うことが多いです。
執筆ジャンルに関する知識を証明できる資格は、主に以下の通りです。
- FP技能検定
- 日本化粧品検定
- 宅地建物取引士などの国家資格
有名な資格ばかりですが、それぞれ紹介していきますね。
FP技能検定
FP技能検定とは、家計管理に関する資格であり主婦に人気の資格でもあります。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
上記についてまんべんなく学べるので、自分の家計管理する際にも役立ちますし、金融関連の記事を書く際にも役立ちます。
実際、私はFP2級を取得したおかげで相続や事業承継に関する記事執筆の仕事をこなせるようになりました。
FP3級は受験資格もないので、金融業界の勤務経験がない人はまずは3級の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
日本化粧品検定
日本化粧品検定とは、文部科学省の後援事業として許可されている資格であり、化粧品や美容に関する検定としては初めての検定です。
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2級と1級に関してはマークシート方式の試験が年2回実施されています。
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宅地建物取引士などの国家資格
取得難易度の高い国家資格は、転職や就職に活かせるだけでなく、Webライターの仕事にも活かせます。
Webライターの仕事に活かせる国家資格の例は、以下の通りです。
- 宅地建物取引士(宅建):不動産ジャンル
- 弁護士:法律ジャンル
- 税理士や公認会計士:税務ジャンル
- 医師:医療ジャンル
- 看護師:医療ジャンル
なお、国家資格を有している人は自分が記事を書く以外にも、記事の監修者として仕事をすることもできます。
国家資格を持っている人は、副業としてWebライティングをするのもおすすめです。
Webライティングの関連知識の習得に役立つ資格
最後に、Webライティングの関連知識を持っていると証明できる資格や実務に役立つ資格を紹介します。
- SEO検定
- 校正士認定
- GAIQ
- 日商簿記検定
それぞれ詳しくみていきましょう。
SEO検定
SEO検定とは、SEOに関する知識を証明できる資格です。
1~4級まであるので、自分のレベルに合わせて受験できます。
級数と出題内容は、以下の通りです。
- 4級:SEOの基礎知識
- 3級:キーワードリサーチと内部要因最適化
- 2級:コンテンツSEOと外部要因最適化
- 1級:ソーシャルSEOとモバイルSEO
Webライティングの多くはSEOライティングです。
SEOを意識した構成作成や記事執筆ができれば、それだけクライアントから重宝されます。
校正士認定
校正士認定とは、記事の誤字脱字を修正する校正に関する技能や知識を証明できる資格試験です。
Webライティングの需要が高まるにあたり、記事の内容や誤字脱字を確認する校正業務の需要を増えています。
記事執筆以外に仕事の幅を広げたい人は、校正士を目指してみるのも良いでしょう。
GAIQ
GAIQとは、正式名称「Googleアナリティクス個人認定資格」というGoogleアナリティクスに関する知識やスキルを証明する資格です。
無料で受けられるので受験するハードルは低いですが、試験範囲は幅広いので試験前にはしっかり勉強しておきましょう。
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日商簿記検定
日商簿記検定は、複式簿記や会計処理に関する試験です。
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業務委託契約を結びフリーで活動しているWebライターは、自分で売上や経費の計算をして確定申告をしなければなりません。
確定申告時には複式簿記を行い、青色申告をすれば所得税を最大65万円控除してもらえます。
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クラウド会計なら、会計や簿記の知識が少なくても簡単に会計処理や確定申告をすませられます。
【まとめ】執筆ジャンルに関する資格を取るのがおすすめです!
Webライターになるには資格は特に必要ありません。
ただ「Webライティングの仕事に応募する際に自信を持ちたい」「勉強する目標にしたい」場合には、Webライティングに関する資格取得を目指しても良いでしょう。
そして、執筆ジャンルによっては資格を有していた方が採用されやすい場合もあります。
例えば、金融ジャンルの執筆をしたいのであれば、FPや税理士などの資格を持っていると有利です。
執筆したいジャンルがある場合には、その分野に関する資格を取得しておくと良いと思います。
これらの知識は独学でも身につきますが、自分でいちから勉強するのは大変ですし、非常に時間がかかります。
Webライターは年々増えていて飽和状態になりつつあります。
他のWebライターと競争で負けないように、仕事に必要な知識を短期間で身につけましょう。
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