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上記のようにお悩みの方に向けて、本記事では扶養内でWebライターとして働く方法を紹介します。
配偶者の扶養内で働くというと、パートやアルバイトのイメージが強いですよね。
しかし、自宅でWebライターとして働く場合も夫の扶養に入って働けます!
たじみゆ
ただし、パートやアルバイトとして働く場合と違い、Webライターが扶養に入るには注意しなければならない点もいくつかあります。
本記事では、Webライターが扶養内で働く方法や注意すべきことを解説します。
- Webライターは扶養内で働けるのか
- Webライターが扶養内で働く方法
- 扶養内で働くWebライターがすべきこと
【朗報】扶養内でもWebライターとして働ける!
結論としては、パートやアルバイトとして働く人同様にWebライターも扶養内で働けます。
なお、扶養には税金の扶養と社会保険の扶養の2種類があります。
それぞれ詳しく確認していきましょう。
税金面の扶養:150万円までなら扶養内で働ける
税金面の扶養は、配偶者控除を受けられるかどうかです。
配偶者控除を受けられれば、夫側の所得税を減らせます。
夫側の年収が900万円までであれば、主婦の年収が150万円以内の場合に配偶者控除を全額適用可能です。
なお、配偶者控除が適用されても妻側の年収が103万円を超えると、自分自身の所得税および住民税の納付が必要になります。
とはいえ、年収103万~150万の人の所得税率は5%なので、ほとんど税負担はかからないともいえるでしょう。
- 自分の税金は気にせず働いてOK
- 夫の収入や所得税に応じて配偶者控除を受けられるように年収を調整する
税金の扶養に関しては、上記の点に注意して働くのがおすすめです。
社会保険の扶養:130万円までなら扶養内で働ける
税金の扶養と比較すると、社会保険の扶養は超えた場合の負担が大きいので特に注意が必要です。
社会保険は年間130万円以内の収入であれば、夫側の扶養に入れる可能性があります。
年間130万円の収入をオーバーして扶養から外れると、自分で社会保険に加入しなければなりません。
Webライターの多くは業務委託契約が多くフリーランスなので勤務先の健康保険ではなく、国民健康保険に加入しなければなりません。
また、年金も専業主婦の第三号から自営業者の第一号に切り替わります。
よって、社会保険の扶養から外れると以下の金額を自分で支払わなければなりません。
- 国民健康保険料:年間30万円~(所得に応じて変わる)
- 国民年金保険料:年間196,080円(一律)
なお、40歳以上の人は上記に加えて介護保険料の負担も必要です。
社会保険の負担から外れると1年間で約50万円もの支払いが増えるので、年収180万円くらいを超えないと扶養内で働いていたときよりも手取りが低くなる恐れがあります。
たじみゆ
さらに社会保険の扶養に入れる条件は、配偶者が加入している健康保険組合の規則によって異なります。
次の章で詳しく確認していきましょう。
社会保険の扶養は加入先の健康保険組合で異なる
先ほど解説したように、社会保険の扶養は外れると負担が大きいので、慎重に自分の収入を調整しなければなりません。
ただ、年間130万円まで働けるかどうかは加入先の健康保険組合によって異なります。
扶養に入れるかどうかは、以下の基準で決めている健康保険組合が多いです。
- 開業届を出した人は扶養に入れないケース
- 月額の収入上限が決まっているケース
- 年間の収入上限のみ決まっているケース
それぞれ詳しく確認していきましょう。
そして、夫が加入している健康保険組合がどのケースに該当しているのか、早めに調べておくことをおすすめします。
開業届を出した人は扶養に入れないケース
扶養内で働きたいWebライターにとっては残念なことに、開業届を出して個人事業主になった人は年収に関わらず扶養に入れないと定めている健康保険組合もあります。
このケースでは、年収を130万円以内に収めたとしても扶養には入れないので、自分で国民健康保険に加入しなければなりません。
なお、開業届は出さなくても罰則等はないので、出さずにWebライターとして働くという手もあります。
月額の収入上限が決まっているケース
個人事業主であっても扶養に入れるものの年収130万円までの上限の他に、月収の上限が決められているケースもあります。
130万円÷12ヶ月=10.83万円よりも月収が上回ると、社会保険の扶養に入れない場合があります。
パートやアルバイトであれば毎月の収入が安定しやすいですが、Webライターの場合は毎月の収入にばらつきが出やすいです。
たじみゆ
Webライターの仕事は浮き沈みが激しく「稼げるときに稼いでしまいたい」気持ちと「扶養内で働くために月収を抑えたい」気持ちは矛盾していて、ストレスを感じます。
年間の収入上限のみ決まっているケース
健康保険組合のルールで最も緩いのは、年収上限のみ決められているケースです。
年収130万円までという条件を守るだけでよいので、扶養内Webライターとしても働きやすいです。
たじみゆ
とはいえ、扶養内で居続けるために「今年は後いくら稼げる?」と計算しながら仕事をしていく必要はあります。
【体験談】主婦ライターが扶養を出ることを決めた理由
私は2016年にWebライターの仕事を始め、2021年まではずっと扶養内で働いていました。
しかし、2022年以降はもっと働きたいと考え、扶養を出ることに決めました。
私が扶養を出て働くと決めた理由は、以下の通りです。
- 収入・時給が上がってきた
- 夫が転職した
- 子供たちが入園・入学した
それぞ詳しく紹介していきます。
たじみゆ
収入・時給が上がってきた
単純な話ですが、Webライターとしての収入が上がってきて扶養内に年収を収めることが難しくなったのが最大の理由です。
文字単価2~3円の仕事を受ける機会も多くなり、時給換算すると5,000~1万円になるときもあります。
家族との時間や趣味の時間を確保しても、働き損にならない年収180万円を超えられそうなので、扶養を出ると決めました。
夫が転職した
夫が転職し、自宅から近い職場かつほぼ定時で帰れる職場に移ったことも扶養を出ると決めた理由です。
転職前の夫は出張もあり、23時くらいに帰宅する日が多かったので、家事や育児をワンオペして扶養から出て働く自信がありませんでした。
たじみゆ
子供たちが入園・入学した
子供たちが成長し、幼稚園や小学校に入園、入学したのも扶養を出ると決めた理由です。
24時間一緒に過ごす未就園児と違い、平日1人の時間を確保できるようになり、仕事をしやすくなりました。
このように扶養を出るタイミングは、自分の収入や時給、家族の事情などを考慮して決定するのがおすすめです。
- 扶養を出たら手取りが減ってしまった
- 扶養を出て稼ごうとしたら思ってた以上に忙しい
こんな風にならないように、自分の働き方を慎重に決断しましょう。
扶養内で働くWebライターがしておきたいこと
最後に扶養内で働くWebライターが確認、注意すべきことを4つ紹介します。
- 加入先の健康保険組合に確認
- 収入・利益の金額を常に把握しておく
- 仕事量を調整する
- 扶養を出る準備をしておく
それぞれ詳しく解説していきます。
加入先の健康保険組合に確認
社会保険の扶養に入れるかの条件は、配偶者が加入している健康保険組合によって異なります。
「気付いたら扶養を出ていた」なんてことがないように、Webライターとして働き始めた際に健康保険組合に確認しておきましょう。
- 個人事業主でも扶養に入れるのか
- 年収上限の他に月収上限はあるのか
- 売上それとも経費を引いた利益のどちらが年収にあたるのか
上記を確認しておくと安心です。
収入・利益の金額を常に把握しておく
社会保険の扶養に入れるかは、月収や年収の条件が決まっている場合が多いので、自分の収入や利益の金額を常に把握しておきましょう。
- 今月はいくらくらい稼げそうか
- 今年1年はどれくらい働いてOKか
- 大きな買い物を経費でする予定があるのか
特に売上から経費を引いた利益額を年収と定めている健康保険組合の場合、毎月経費の処理をして利益額を計算しておくのがおすすめです。
売上や経費の計算は、取引の数が多くなると大変なのでクラウド会計を使って効率化してしましょう。
たじみゆ
仕事量を調整する
扶養内で働きたいと思ったのに、年収や月収がオーバーしそうとなったときには仕事量の調整も視野にいれましょう。
社会保険の扶養から出る負担は大きく、年間50万円近くの年金や保険料の支払いが発生します。
そのため、扶養から出て働き損にならないようにするには、年収180万円以上稼がなければなりません。
年収180万円を超えるのが難しそうであれば、以下の方法で仕事量を調整することもご検討ください。
- 新しい仕事に応募しない
- 継続しているクライアントに事情を話し仕事を減らしてもらう
扶養を出る準備をしておく
子供が大きくなったタイミング、教育費や老後資金を貯めるタイミングなどいつかは扶養を出て働きたいと考えている人もいるはずです。
扶養から出ても働き損にならない、フリーランスとして働き続けるための準備をしておきましょう。
扶養を出ると収入上限がなくなり、働き過ぎてしまう傾向もあるので、家事や育児の効率化もしておくのがおすすめです。
私は扶養に出る前に以下の準備をしておきました。
- 執筆ジャンルを決め専門性の高いWebライターを目指した
- クラウド会計や外注を活用して事務作業を効率化した
- ルンバやブラーバを買って家事を効率化した
- 家計管理して「扶養から出ていくら稼ぎたいのか」をハッキリさせた
- 夫や子供にWebライターとして働くことを理解してもらった
これらの準備をしていたおかげで、扶養から出ても自分のペースで働くことができているのかな、と思います。
【まとめ】扶養内Webライターは家事・育児とも両立しやすい
Webライターはフリーランスですが、パートやアルバイトの主婦同様に夫の扶養内で働けます。
とはいえ、扶養内で働くためには収入の調整や加入先の健康保険組合への確認作業が必要です。
「気付いたら扶養を出ていた」なんてならないように、稼いだ金や使用した経費の金額も都度計算をしておきましょう。
売上や経費の計算は自分で行えますが、取引の数や種類が増えると会計処理に時間を取られてしまい、Webライターの本業である執筆に時間をかけられなくなります。
執筆時間や家事や育児、家族との時間を確保するためにも、クラウド会計を活用してみてはいかがでしょうか。
クラウド会計はAIによる自動仕訳やクレジットカードや銀行口座との紐づけが可能です。
利用すれば、会計処理を効率化して自分の時間を増やせますよ!
クラウド会計にはいくつかありますが、簿記や会計の知識が少しでもあるならマネーフォワードクラウド確定申告、全くないならfreeeがおすすめです。