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たじみゆ
上記のようにお悩みの方に向けて、本記事ではWebライターの文字単価相場を解説していきます!
Webライターの多くは、クライアントと業務委託契約を結び、文字単価や記事単価で記事を書いています。
1記事書くのに同じ時間がかかるとしたら、単純に文字単価が高い方が時給換算した金額が高くなりお得です。
たじみゆ
逆に言えば、文字単価が低い仕事しかしていないと、いつまで経っても稼げない、割に合わないと感じる可能性もあります。
本記事では、Webライター7年目の筆者がWebライターの文字単価相場や文字単価の上げ方を紹介します。
- Webライターの文字単価相場
- Webライターの文字単価を決める要素
- Webライターの文字単価の上げ方
フリーランス・副業Webライターの報酬形態
本記事の冒頭でも紹介しましたが、Webライターは業務委託契約で仕事をすることが多いので、パートやアルバイトと異なり時給以外の働き方もあります。
私がこれまで経験したWebライターの報酬形態は下記の3つです。
- 文字単価
- 記事単価
- 時給(月給)
それぞれ解説していきます。
文字単価
文字単価とは、1文字1円などのように書いた文字数で報酬を計算する方法です。
たじみゆ
文字単価はクライアントにとってもWebライター側がにとっても計算しやすくわかりやすい点が魅力です。
記事単価
記事単価とは文字単価と似ているのですが、1記事5,000円などのように記事ごとに報酬が払われる方法です。
文字単価と記事単価の境目はあいまいですが、私は下記のように区別しています。
- 文字単価:想定した文字数よりオーバーした分も支払ってもらえる
- 記事単価:想定した文字数よりオーバーした分は支払ってもらえない
例えば「3,000字で書いてください」とクライアントに依頼されたとしても、毎回きっちり3,000字で書ききるのは難しいです。
たいてい、3,100字とか少しオーバーするはずです。
文字単価の場合は3,100文字分の報酬を支払ってもらえるのに対し、記事単価はあくまで1記事に対してお金が支払われます。
たじみゆ
どうしても記事の内容やキーワードによっては、文字数が増えてしまう記事もあるので、私は記事単価ではなく文字単価での受注を増やすようにしています。
時給(月給)
数は少ないですが、時給で働くタイプのWebライターもいます。
Web制作会社などでパートやアルバイトとして働くWebライターは時給制なことが多いですし、業務委託契約でも「リサーチを丁寧に行い、質の高い記事を書いてほしい」などの理由で時給制を採用しているケースもあります。
また、正社員で勤務しているWebライターの場合、時給ではなくサラリーマンやOLのように月給制で働いている人もいるはずです。
時給制の場合、執筆時間だけでなくリサーチにかかる時間も仕事としていいので安定して稼ぎやすくなります。
一方で、自分の収入上限が決まりやすくなってしまうデメリットがあります。
Webライターの文字単価相場
先ほど紹介したように、Webライターにはいくつかの報酬形態がありますが、本記事では最も一般的であろう文字単価について詳しく解説していきます。
Webライターの文字単価相場は、下記の通りです。
- 0.5円以下:受けない方が良い仕事
- 0.5円~1.0円:初心者向け
- 1.0円~3.0円:Webライティング以外の知識も必要
- 3円以上:専門的な知識・経験が必要
Webライターとしての経験や執筆ジャンル、スキルなどを加味して、自分が受けている仕事の文字単価が適正か見極めるのも大切です。
それぞれ詳しく解説していきます。
0.5円以下:受けない方が良い仕事
文字単価0.5円以下の仕事は正直な話、単価が低すぎるので受けない方が良い仕事です。
文字単価が低いと記事を書いても稼げず、割に合わないと挫折してしまいやすいからです。
クラウドソーシングなどで掲載されている仕事の中には、文字単価0.5円以下の仕事も多いので注意が必要です。
文字単価が低い仕事を受けてしまうと、稼げない以外にも下記のデメリットがあります。
- 対応が悪いクライアントも多い
- 記事のFBをほとんどもらえないことが多い
- Webライター業界全体の相場が下がる
- 自分の実績につながりにくい
文字単価が低い仕事はクライアントも「安かろう悪かろう」と思って記事を発注している部分もあります。
とりあえず、安い金額で一定の質の記事を書いてもらえば良いと考えているので「ライターを育てよう」「フィードバックして次はもっと良い記事を書いてもらおう」などの気持ちが薄いクライアントも多いです。
そのため「報酬が安い仕事でスキルを身につけ、経験を積む」と考えていても実際にはスキルの習得にも経験にも繋がらない仕事もあるのでご注意ください。
0.5円~1.0円:初心者向け
文字単価0.5~1円の仕事は、初心者が実績作りのためにこなす仕事であればおすすめです。
たじみゆ
Webライターは仕事に応募するときに、これまでの執筆実績や経験をクライアントにアピールします。
Webライターの仕事を始めたばかりの初心者は執筆実績がないので、高単価の仕事に応募しても他の応募者に負けてしまう可能性が高いです。
他のWebライターと互角に勝負するための経験を積むために、文字単価が低めの仕事を何度かこなすのも良いでしょう。
一方で、以下に該当する人は実績がある、アピールできる要素があると考えられるので文字単価0.5~1円の仕事に応募するメリットは少ないです。
- 医師や看護師、弁護士など記事の監修者にもなれるような資格を持っている
- 個人ブログを運営していて自分が書いた記事を紹介できる
- 添削課題付きのWebライター講座を受講していて、実績として紹介できる記事を持っている
上記の人は、わざわざ文字単価0.5~1円の仕事に応募せず、いきなり文字単価1円以上の仕事を受けても合格できる可能性があります。
1.0円~3.0円:Webライティング以外の知識も必要
文字単価が1円を超えると、単純に読みやすい文章を書けるだけではなく、下記のスキルを求められるようになります。
- SEO
- Webマーケティング
- WordPress
- 執筆ジャンルに関する知識
文字単価3円くらいまでの仕事は問い合わせや商品購入などのCVを狙う記事だけでなく、サイトへの集客を目的とする記事の依頼も多いです。
ただ、サイトへの集客を達成するにはSEOの知識が必要ですし、自分が書いた記事からCVを狙える記事に内部リンクで繋ぐWebマーケティングのスキルがあると重宝されます。
また、文字単価が1円を超えると本文執筆だけでなく、簡単な画像の加工や選定、Wordpressへの入稿まで担当することも多いです。
さらに、医療や美容、金融、不動産など専門性が高いジャンルの記事執筆は、Webライターにも専門性が要求されるので文字単価が高くなる傾向があります。
たじみゆ
3円以上:専門的な知識・経験が必要
文字単価3円以上を狙うなら、下記のような専門的な知識や経験も必要になることが多いです。
- ディレクション経験・スキル
- 取材スキル
- セールスライティングの経験
- 執筆者だけでなく監修者にもなれる資格
- 執筆ジャンルの業界での実務経験
- SNSでの影響度など執筆者の拡散力
文字単価3円以上は、WebライティングとSEOの知識だけでは合格できない仕事も多いです。
たじみゆ
特別な経験やスキルがないWebライターが文字単価3円以上を目指すのは大変ですし、実現に時間もかかるので1記事を書くのにかかる時間や効率なども考慮して受ける仕事を選ぶのも良いでしょう。
修正が多く準備に時間もかかる文字単価5円の取材記事より、文字単価2円で取材もなく修正もない記事の方が時給にすると高くなることも多いです。
Webライターの文字単価を決める要素
先ほどはWebライターの文字単価相場と求められるスキルを紹介しましたが、Webライターの文字単価は文章力だけで決められるわけではありません。
具体的には、下記の要素が絡み合って文字単価が決まります。
- Webライティング力
- 執筆ジャンル
- SEOなどの関連知識・スキル
- コミュニケーション・営業力
- クライアントの予算
それぞれ解説していきます。
Webライティング力
当たり前ですが、文字単価が高ければ高いほど求められる文章力も高いです。
ただし、文章力はある程度のレベルになると頭打ちになり、後はクライアントやディレクターの好み、掲載先サイトのトンマナに合うかなどが重要になります。
たじみゆ
私もディレクターとして他の人が書いた文章をチェックする機会がありますが「このレベルの記事を〇円で書いてくれるの?うますぎる!」と感動するときもありますし、逆もあります。
- クライアントからの修正が減った
- 個人ブログを運営して文章を書くのに慣れてきた
- 他の人が書いた文章のクセが気になるようになってきた
上記に当てはまる人は、ある程度Webライティング力が高くなっているので、文字単価を上げるためには他のスキルの習得に力を入れるのがおすすめです。
執筆ジャンル
執筆ジャンルによって文字単価は大きく変わります。
一般的には、広告費が高いジャンルや専門性が高いジャンルほど文字単価は高くなりやすいです。
- 医療
- 美容、脱毛
- 不動産
- 金融
- 仮想通貨・投資
- 採用・転職
- IT
上記のようなジャンルは、文字単価が高くなりやすいおすすめジャンルです。
まだ自分の執筆したいジャンルが決まっていない場合には、上記のうち一つを選んで特化してみるのも良いでしょう。
SEOなどの関連知識・スキル
文字単価が高くなればなるほど、SEOやWebマーケティングなど関連知識のスキルも当たり前のように求められます。
- SEO
- 画像選定・加工
- Webマーケティング
- WordPress
Webライターとして仕事をするのであれば、上記のスキルは身につけて損はありません。
たじみゆ
企業のオウンドメディアと規模は異なるものの個人ブログもWebメディアのひとつです。
そのため、個人ブログを運営してサイト全体を自分で管理、改善していくことを経験するとWebライターの仕事をしたときも視野が広くなり様々な提案ができるようになります。
提案をしないとしても、下記の部分まで踏み込んで記事を書けるのでクライアントから重宝されやすいです。
- サイトの導線やゴールを考えた内部リンク設定
- 記事に必要な画像の作成、選定
- WordPressなどのCMSでの入稿業務
コミュニケーション・営業力
企業に所属せずフリーランスで活動しているWebライターは、自分で営業活動をして仕事を受注しなければなりません。
コミュニケーション力や営業力の差によって単価交渉の結果が変わり、文字単価が変わるケースもあります。
例えば、物腰が柔らかくコミュニケーションしやすいと思ってもらえるWebライターであれば、クライアントが継続依頼や単価アップを提案してくれるケースもあるでしょう。
クライアントの予算
真面目なWebライターほど「単価が上がらないのは自分が原因だ」と考えてしまいがちですが、それは半分正解で半分不正解です。
文字単価を決めるのはWebライター側のスキルや人柄だけでなく、クライアント側の予算も絡むからです。
クライアント側が「高くても良いから質の高い記事を書いて成果を出してほしい」と考えていれば、文字単価も高くなる可能性があります。
一方で、クライアント側が「とりあえず広告費を使っておきたい」「経営が厳しく広告費にこれ以上割けない」と考えている場合には、どんなに努力して文字単価は上がりません。
クライアントの予算や自分が書いた記事が成果を出したらクライアントにどれだけの利益が発生するのかを見極め、予算が潤沢そうなクライアントの元で仕事をするのも大切です。
Webライターの文字単価の上げ方
Webライターとして収入を安定させたい、より稼げるようになりたいと考えるときには文字単価を上げるために行動するのが大切です。
ただ、文字単価を上げるには下記の2つの行動しかありません。
- 単価交渉をする
- 単価が高いクライアントを見つける
それぞれ詳しく解説していきます。
単価交渉をする
既存の仕事を続けつつ文字単価を上げたいのであれば、単価交渉をするしかありません。
これまで文字単価1円で受注していた仕事を文字単価2円で契約できるようになれば、単純に倍稼げるようになります。
ただ、単価交渉は必ずうまくいく保証はなく下記のデメリットやリスクがあります。
- 失敗する可能性がある
- クライアントとの関係が悪くなる可能性がある
- 業務範囲が広がる、負荷が高くなる場合がある
- クライアントの期待値が上がる
まず、予算に限りがあるクライアントの場合、あなたがどんなに良い記事を書いてクライアントに貢献していたとしても単価交渉は上手くいかない可能性が高いです。
また、成功したとしても本文執筆だけでなく構成作成やWordpress入稿まで任される可能性もあります。
業務範囲が変わらず単価交渉に成功したとしても、人間心理として「文字単価を上げたからもっと良い記事を書いてくれるはず」とクライアント側のハードルが上がるケースもあるでしょう。
- 修正回数が増える
- 納品した記事に対して細かい部分まで指摘される
たじみゆ
文字単価を上げたい理由は、今よりWebライターの収入を上げたいからのはずです。
文字単価を上げるときには、執筆効率を下げないように単価を上げるのが理想です。
単価が高いクライアントを見つける
単価交渉が難しい、性格的に苦手なのであれば、単価交渉を避け今よりも文字単価が高いクライアントを見つけるのも選択肢のひとつです。
先ほど解説したように、単価交渉は自分の頑張りやスキルのみが影響するわけではありません。
クライアントの相性や予算、求められているレベルを見極め、こちらが希望する条件とマッチするクライアントもを見つけるのも良いでしょう。
私も単価交渉よりも文字単価を高くしてくれる新しいクライアントを見つけ、徐々にそちらの仕事を増やすといった流れで収入を上げてきました。
現在、クラウドソーシングを中心に仕事を探している人は、求人サイトやフリーランス向けのエージェントなどの活用を検討してみるのもおすすめです。
たじみゆ
Webライターが単価交渉を成功させるコツ
最後に、Webライターが単価交渉を行うときのコツを2つ紹介します。
- 信頼関係が築けてから交渉する
- クライアントが喜ぶ提案とセットでする
それぞれ解説していきます。
信頼関係が築けてから交渉する
やり取りを始めたばかりで信頼関係ができあがっていないクライアントに対して単価交渉をしても、失敗する可能性が高いです。
- あなた以外に依頼できるWebライターはたくさんいる
- あなたのスキルや人柄をクライアントが完璧に理解していない
上記が理由です。
単価交渉を成功させたいのであれば、クライアントと信頼関係を築き「あなたに辞められると困る」「他のWebライターじゃダメ」と思ってもらう必要があります。
クライアントが喜ぶ提案とセットでする
「文字単価上げてください!」とだけ伝えて単価交渉をしても、クライアント側にメリットがないので成功しにくいです。
- 構成作成やWordpress入稿もセットでします!
- 1ヶ月の納品数を増やします!
上記のように、クライアントが喜ぶ提案をセットで行い、Win-Winの交渉となることが理想です。
たじみゆ
作業時間に余裕があるなら、納品数を増やす提案がおすすめです。
ソラ
【まとめ】自分の文字単価を定期的に見直そう!
Webライターとして働くのであれば、下記の2点を把握しておきましょう。
- 自分は今、文字単価がいくらの仕事を受注しているのか
- 目標とする金額を稼ぐためには文字単価がいくらの仕事を受注すればいいのか
現在、目標とする文字単価に届いていないのであれば、単価交渉や新しい仕事の受注を目指していく必要があります。
高単価の仕事をこなすスキルが必要なことはもちろんですが、それとあわせて単価交渉や営業活動を積極的に行っていきましょう!