クラウドソーシングやフリーランス向けの求人サイトから仕事に応募するときには、提案文を書くケースが多いですよね。
提案文を読んでクライアントは応募者の第一印象を判断しますし、テストライティングや採用可否を決定します。
たじみゆ
- Webライターの提案文の書き方を知りたい人
- Webライティングの仕事の採用率を上げたい人
- Webライターとしてお金を稼げるようになりたい人
【基本編】Webライターの提案文の書き方
「提案文を書いてください」といきなり言われると緊張してしまい、何を書いたらよいかわからなくなってしまう人も多いかもしれません。
しかし、Webライターが仕事に応募するときの提案文は、ある程度書き方が決まっています。
- クライアントが指定した形で書く
- クライアントの質問に答える
- 応募内容に似た実績を添えて提出する
- 読みやすさを重視する
- 初心者だとは口にしない
それぞれ解説していきます。
クライアントが指定した形で書く
提案文を書くときには、クライアントが指定した形で書きましょう。
たじみゆ
- 応募理由
- 過去の執筆実績
- 1週間に何本書けるか
- 記事に関する資格の有無や経験
上記のような情報を提案文に盛り込むように指定しているクライアントも多いです。
提案文を書くときには、募集要項をよく読み込み、クライアントが求めている情報を全て盛り込んだ提案文にしましょう。
クライアントの質問に答える
先ほど解説したように、クライアントが募集要項の中で質問をしている際には、提案文の中で回答しましょう。
在宅ワークや副業ブームが続き、ひとつの募集に応募者が殺到するケースも少なくありません。
「読むのが面倒」「どこに何が書いてあるかわからない」と思われてしまう提案文は合格しにくい恐れがあります。
応募内容に似た実績を添えて提出する
提案文の目的は、クライアントが採用した際のメリットをわかりやすく伝えることです。
そしてWebライターを採用するクライアントが最も求めていることは、質の高い記事を納品することです。
例えば、仮想通貨ジャンルの仕事に応募するのであれば、過去に執筆した金融関係の記事のURLやデータを添えるのがおすすめです。
たじみゆ
読みやすさを重視する
提案文は長々と書かず、読みやすさを重視しましょう。
先ほども解説したように、ひとつの募集に応募者が殺到するケースは珍しくありません。
提案文が長々と書かれていて読みにくいと、それだけで提案文を読んでもらえない可能性もあります。
なので、以下の点に気を付けて読みやすい提案文を作りましょう。
- 【】「」などの記号を適宜活用する
- 箇条書を活用する
- 実績は数字を交えて紹介する
- ひとつの文章を長くし過ぎない
初心者だとは口にしない
初めての仕事に応募するとしても、初心者だとは提案文に書かないようにしましょう。
たじみゆ
初心者アピールをされると「質の低い記事を納品してくるかな」「初心者を言い訳にしてきそうだな」と不安になります。
実際に私も外注依頼を出したとき、初心者だと書いている人は残念ながら落とすことが多いです。
初めての仕事だとしても、実績があまりなかったとしても初心者とは書かずに「丁寧に仕事をこなす」「連絡はマメに取る」等、今の自分でアピールできることを伝えましょう。
【応用編】Webライターの提案文の書き方
先ほど紹介した基本的なWebライターの書き方をマスターしたら、提案文に目を通してくれるクライアントが増えるはずです。
更に受注率を上げたいのであれば、提案文にプラスアルファの要素を付け加えましょう。
- 稼働時間や休日を知らせておく
- 簡単な自己紹介や応募動機を添える
- 自分がどんな風に役立てるのかを書く
それぞれ紹介していきますね。
稼働時間や休日を知らせておく
自分の執筆時間や連絡が取れる時間が決まっているのであれば、伝えておくとクライアントに信頼してもらいやすいです。
たじみゆ
具体的には、以下のように書いておくのがおすすめです。
連絡をいただいた際には3時間以内に返信いたします。
たじみゆ
連絡が取れる時間や稼働予定を書いておくことで「ドタキャンリスクが少ない人かも!」と思ってもらえます。
簡単な自己紹介や応募動機を添える
クライアントによって好みが分かれるのかもしれませんが、私は提案文の冒頭に簡単な自己紹介や応募動機を添えるようにしています。
対面どころかオンラインで会話すらせずに完結してしまうWebライターの仕事ですが、人となりが少しでもわかった方が仕事をしやすいと思うからです。
たじみゆ
私は、以下のように書いています。
2016年に第一子出産を機にWebライターの仕事を始めました。
今回は、〇〇ジャンルの執筆をしたいと考え、応募させていただきました。
Webライターの仕事を始めた理由、数ある依頼の中から当案件に応募した理由を簡単に添えています。
自分がどんな風に役に立てるのかを書く
クライアントが採用者を選ぶ手間を少しでも減らすために、自分を採用した場合にどんな風に役に立てるのかを書いておきましょう。
自分が外注して気付いたのですが、応募者が殺到すると提案文に目を通し、返事をするのも大変です。
たじみゆ
数ある応募者の中で「この人良さそう!」と思ってもらうために、自分を雇うメリットを伝えてみてください。
私はこんな風に書いています。
貴社の不動産関係の記事を執筆する際にもお役に立てるかと思います。
また、個人ブログも運営していますので、Wordpresへの入稿作業等も可能です。
「自分が役に立てることって何?」と悩んでしまいがちですが、執筆ジャンルの経験+対応できる業務範囲を書いておけば大丈夫です!
Webライターの提案文の具体例
続いて、Webライターの提案文の具体例を紹介します。
例えば、以下の条件の仕事に応募した場合の提案文を書いてみました。
- 仮想通貨のアフィリエイトブログ
- 文字単価1.5円で本文執筆のみ
- Googleドキュメントで提出
- テストライティング後に採用、継続もあり
私だったら、こんな提案文を提出します。
2016年に第一子出産を機にWebライターの仕事を始めました。
過去に執筆したジャンルは不動産投資や仮想通貨、相続等の金融関係が多いです。
【過去の執筆実績】
URL1
(不動産売却に関するオウンドメディア)
(KWだけいただき構成作成から本文執筆まで担当しました)
URL2
(仮想通貨のアフィリエイトブログ)
(KW、構成案をいただき本文執筆からWP入稿まで担当しました)
URL3
(自分が運営する個人ブログ)
(Google検索で「〇〇 〇〇」のKWで1位、平均〇PV/日ほど獲得しています)
【応募動機】
過去に仮想通貨の記事執筆経験があり、今後も興味関心の高い分野であること、継続採用の可能性もあることが理由で今回、貴社の仕事に応募いたしました。
現在、6歳と3歳の子供を育児中であり、子供が小さいうちは自宅で仕事をしたいと考えております。そのため、1年以上の継続も可能です!
【稼働時間】
平日は3~4時間、休日は合計6時間程度執筆可能です。
1記事5,000字程度であれば2本/週で納品できます。
ぜひ、テストライティングの機会をいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
大体、こんな感じでクライアントの募集要項の書き方や細かさを見て提案文の内容を加筆もしくは削除するイメージです。
たじみゆ
仕事をなかなか受注できないときの対処法
最後に、提案文の書き方を改善したものの仕事を受注できないと悩んでいる人向けの対処法を紹介していきます。
- Webライター初心者はとにかく応募してみる
- 提案文を第三者に添削してもらう
- 応募者が少ない案件に応募してみる
それぞれ解説していきます。
Webライター初心者はとにかく応募してみる
Webライターの数は増え続けていて、初心者層がとにかく多いです。
そのため、「最初の1件目の受注をする」「月1万円を稼ぐ」等といった初心者が超えるべきハードルを越えるのが最も難しくなっています。
そのため、初めての仕事をまだ受注できていないWebライターは、とにかく仕事に応募してみましょう。
たじみゆ
Webライターの経験と文字単価に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。
提案文を第三者に添削してもらう
どうしてもテストライティングに採用されない場合には、第三者に提案文を添削してもらうのもおすすめです。
たじみゆ
応募者が少ない案件に応募してみる
クラウドソーシングの中には、すでに応募している人のリストが表示されるところもあります。
- 応募者が少ない
- 応募者の中に初心者が多い
上記の仕事に応募すれば、経験豊富なWebライターと争う必要がなくなります。
また、クラウドワークスやランサーズ等の大手のクラウドソーシングで仕事に受かりにくいのであれば、別のクラウドソーシングやフリーランス向けの求人サイトを試してみるのもおすすめです。
【まとめ】提案文はとことん相手目線で書きましょう
Webライターの仕事はオンラインで完結してしまうので忘れがちですが、提案文を読むのはクライアントです。
クライアントは少ない労力で質の高い記事を納品してほしいと思っています。
Webライティングの仕事に応募するために提案文を作成するときには、このことを意識し、相手目線に立って提案文を書きましょう。
- 読みやすさに工夫する
- 実績を添える
- クライアントが指定した形式を守り質問に回答する
- 稼働時間や連絡が取れる時間帯を記載しておく
- 自己紹介や応募動機を添える
具体的には、こんなことに意識しておくのがおすすめです。
提案文もWebライターの実績のひとつです。
たじみゆ